ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2017.6.6 00:46日々の出来事

高森か、竹田か、結論はマスコミが出した


生前退位のお言葉から、女性宮家創設の報道過程において、

竹田恒泰はほとんどマスメディアに使われていない。

高森明勅が使われている。

 

将来の所功のような皇室解説者を高森氏に負わせようと

考えてきたわしの思惑通りに事は進んでいる。

 

バラエティーで竹田恒泰は使えるが、ここ一番の皇室報道

の番組については、高森明勅が指名される。

 

マスコミも馬鹿ではない。

ネトウヨ番組なんか見なくても、この「ゴー宣道場」の

サイトを見ている。

皇室の知識の正確さにおいて、高森氏の方が上だと分かる

のだ。

 

分からないのは、安倍政権のネトウヨ議員と、電脳空間の

ネトウヨ人民たちばかりである。

 

竹田は高森にお株を奪われてしまったから、高森に対して、

ヒステリーを起こす。

竹田の弟子の女も、高森に牙をむく。

「おらが師匠、貴き血筋のお方に恥をかかせた、にっくき

凡人の、のび太君め――――!」

てな感じでネトウヨ女が、高森ばかりに牙をむく。

 

しかし「竹田恒泰の弟子」って肩書きが今後も通用すると

思ってるのかね?

マスコミが女を使うときは、しょせん「顔」だ。

「顔」でしか使ってない。

見識のある女の論客も滅多にいないから、花を活けておく

くらいのつもりで「顔」のいい女を使うのだ。

「竹田の弟子」という肩書きを使ってる時点で、客観性が

なさ過ぎる。

 

竹田恒泰は「小林さんと私は、身分は同じだが、血統が違う」

と真顔で言い切ったが、この言葉に違和感を覚えないような

下品な感性では、話にならない。

皇室の方々は、国民に向かって、平然と「あなた方と私は

血統が違う」なんて言わないだろう。

 

だが、自民党や民進党にもいる「男系固執カルト派」は、

竹田恒泰に対して「高貴な血統の方だ」と思っているはず

なのだ。

そんな馬鹿が国政を担っていることを、国民は恥だと思わな

ければならない。

わしの考えでは、高貴か否かは、血統ではなく、やはり

人格でしかない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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